膝関節外科の匠

主任教授 部長

出家 正隆(デイエ マサタカ)

整形外科 平成27年8月1日就任

外来担当日 水曜日
専門領域 膝関節 スポーツ医学(下肢)
認定医・専門医等
  • •日本整形外科学会:認定医,専門医
  • •日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会評議員
  • •日本体育協会公認スポーツドクター
  • •日本臨床バイオメカニクス学会評議員
  • •膝関節フォーラム代表世話人
  • •日本オリンピック委員強化スタッフ 他

診療についての抱負

整形外科診療は,人体の関節・骨・筋・神経など幅広い分野を担当する診療科であり,私自身は約20年間膝関節を中心に診療・手術を行ってきましたが,サブグループとして膝関節以外に,肩関節,股関節,脊椎などの分野に分かれています。 そのためには,整形外科の中で各グループ間の良好な連携のもとに,診療レベルの向上を計りたいと考えます。また,大学病院は,地域の病院や医院から多くの紹介患者を受けるその地域の中心的な病院であり,地域の「最後の砦」であると考えております。 手術あるいは治療困難な重篤な疾患や症例などに,逃げず立ち向かう積極的な姿勢で望むべきで,十分なインフォームド・コンセントも必要かつ不可欠ですが,患者さんを自分の家族だったらどうするか, を基本理念として医療を行うことが,患者さんのためになり,地域医療連携の推進及び地域医療への貢献に繋がるものと信じており,そのような医療が実践できるよう努めていきます。

学歴・職歴等

昭和63年 3月 広島大学医学部医学科 卒業
昭和63年 5月 広島大学医学部附属病院 整形外科研修医
平成元年 4月 広島共立病院 整形外科 医師
平成 3年 4月 広島県立身体障害者リハビリセンター 整形外科 医師
平成 4年 4月 広島大学大学院医学系研究科 入学
平成 7年 9月 広島大学大学院医学研究科 修了
平成 7年10月―平成 9年 9月 米国ピッツバーグ大学 musculoskeletal research center research fellow 留学
平成15年 1月 広島大学整形外科 助手
平成20年 1月 広島大学整形外科 講師
平成20年 6月 広島大学保健学研究科 心身機能生活制御科学講座 教授
平成22年 4月 広島大学保健学研究科 心身機能生活制御科学講座 講座主任
平成27年 8月―現在 愛知医科大学 医学部 整形外科学講座 教授

診療実績

過去3年の年平均の手術件数

関節鏡視下手術 120例(膝関節靭帯再建術 約30例,半月板手術70例,軟骨修復術 20例)
人工関節手術 50例
骨切り手術 10例

インタビュー

ご専門分野について教えてください

整形外科の中でも主に膝関節外科を専門分野として,スポーツ障害,赤ちゃんや小児の先天性障害のほか変形性膝関節症といわれる高齢者特有の疾患も担当しています。
膝関節は,お皿の骨,太ももの骨,脛の骨という3つの骨からできています。それらの骨の中に靭帯,軟骨,半月板という骨以外のものも含まれて膝関節が構成されています。 これらが怪我,障害,何らかの要因で傷つくことによって痛みが起きてしまいます。スポーツ選手に多いのが,靭帯損傷,半月板障がい,軟骨障がい。50歳以上になると,痛みはないけれど軟骨がすり減って変形性膝関節症になりやすくなります。 変形性膝関節症の治療法には,手術的治療法,保存的治療があります。手術的治療では,程度が軽い場合は,内視鏡で軟骨のかけらを取り除いて症状がとれることもありますが,進行が著しい場合はしてくると,人工膝関節手術を行います。 人工膝関節手術をされる患者さんの多くが,怖いとか痛いんじゃないかという印象を持たれますが,手術そのものも非常に進歩しており安全です。 また,メスを入れる傷も小さいため,痛みも少なく,早期からリハビリに取り組むことですぐ歩けるようになりますよ。

整形外科の魅力とは何ですか

整形外科はいわゆる機能外科で,単に治すというだけでなく,歩けなかった人が歩けるようにすることを目標に治療します。眼の見えなない人を見えるようにする眼科と同じように,整形外科は,はっきり見える形でよくなったことがわかるので,その分,患者さんからとても感謝してもらえます。その意味で私は,整形外科医は非常にやりがいある仕事だと思っています。